高度心臓血管治療施設 24時間救急救命対応

24時間救急救命体制

高度心臓血管治療専門施設

臨床工学科

現在当院では24名の臨床工学技士が在籍しており、医療機器を用いたチーム医療の一員として、
より安全で最良の医療を提供できるよう日々努力しています。
業務内容は心血管カテーテル業務、手術業務、不整脈業務、血液浄化業務、機器管理業務を行っています。
患者様により安全な医療を提供出来るよう、的確な処置・管理を行っています。

※「臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)」とは、厚生労働省大臣の許可を受けて”医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作および保守点検を行う者”を指します。

業務内容

心血管カテーテル業務

心血管カテーテル業務

心血管カテーテル業務では狭心症や心筋梗塞に対する検査及び治療を行います。臨床工学技士は医師の介助をはじめ、周辺機器(IVUS、ポリグラフなど)や補助循環装置(PCPS、IABP)の準備・操作を行っています。また、夜間on call体制で緊急カテーテルにも対応しています。

手術業務

手術業務

心臓・大血管手術では、一時的に心臓と肺の機能を停止させる必要があります。臨床工学技士は人工心肺装置を用いて心臓・肺の機能を代行し、全身の血液循環・ガス交換を行い手術中の患者さんの全身状態を管理しています。その他にも必要時に応じて、自己血回収装置や補助循環装置の準備・操作も行っています。
 ハイブリット手術室にてステントグラフト内挿術やTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)を行う際にも、医師の介助やデバイスの組み立て準備を行っています。

不整脈業務

不整脈業務

不整脈の代表的な治療法であるアブレーションは、専用カテーテルを用いて頻脈性の不整脈を起こす原因となっている異常な電気興奮や回路の発生箇所を焼灼する治療法です。臨床工学技士は心内心電図記録装置や3Dマッピング装置などの準備・操作を行い、治療を円滑に進めています。また徐脈性の不整脈の治療で使用されるペースメーカーでは、プログラマーを用いてペースメーカーの閾値や抵抗値などを測定し、適切な設定を行います。

血液浄化業務

血液浄化業務

当院での透析は、カテーテル検査や心臓手術、不整脈治療などを目的とした、入院透析を主としています。そのため透析中容態が急変することもあり、常に医師と連携し安全な治療を行っています。また急性心不全や術後腎不全、敗血症などにも対応できるよう、持続緩徐式血液透析濾過法(CHDF)や血漿交換(PE)、エンドトキシン吸着など、各症例に適した血液浄化療法を行っています。

機器管理業務

院内には様々な医療機器が多数使用されています。
患者さんにより安全な機器で医療を提供できる様、日々医療機器の保守・点検を行っています。

学会認定資格

これらの資格を有するスタッフが
皆さまの治療をサポートします。

  • 透析技術認定士
  • 体外循環技術認定士
  • 心血管インターベンション技師(ITE)
  • 呼吸療法認定士

お問い合わせ

当院に関することで質問やご要望がありましたら、
こちらから。