札幌心臓血管クリニック心臓血管外科フェローシッププログラムは外科後期研修プログラムを修了した若手医師を対象にしています。
外科内科の垣根を越したハートチームとして治療を行うという意識の強い、そして症例の豊富な当院で、心臓血管外科領域でさらなる経験・実績を積んで頂くためのプログラムです。北海道No1の豊富な手術件数を有し、標準的な開心術から、低侵襲手術(MICS手術、ロボット心臓手術、ステントグラフト内挿術)まで幅広い術式に携わり、経験を積むことが可能です。また、施設としては下記の認定を受けており、心臓血管外科専門医を目指すフェローに必要十分な条件が整っています。
心臓血管外科
専門医認定の
基幹施設
ロボット
心臓手術の
認定施設
ステントグラフト
実施認定施設
(胸部、腹部)
TAVI
実施施設
マイトラ
クリップ
実施施設
IMPELLA
実施施設
当院心臓血管外科は2012年に開設し、以後、平均300件/年 以上の開心術を継続的に行なっています。その他、腹部大動脈以下の血管手術も豊富であり、全国でも有数の手術症例数をこなしています。経験豊富なスタッフドクター布陣で年間約500例以上の手術を担っており、皆さまにも経験・熟練度に応じて症例を実践していただくプログラムです。外科医の人数に対して手術症例が多いのが当院の特徴でもありますが、外科医の仕事量を軽減させる為に当院では医師サポートが充実しており、外科医の仕事を手術に集中させる効率の良い診療システムにて、一人一人が無理なく確実に豊富な経験を積むことが可能です。
近年の心臓血管外科領域の進歩は目覚しく、特に心臓治療の低侵襲化は著しいです。当院では外科・内科の垣根なく、患者さんにとってより低侵襲な治療を行う為、PCIとのHybrid CABG治療、MICS手術やTAVI・Mitral clip、ステントグラフト内挿術等に積極的に取り組んでいます。
2019年10月からは、特にMICS手術に関して、全国レベルの医療を北海道にて実践するため、日本のMICS手術のパイオニアである東京ベイ・浦安市川医療センター、及び、虎の門病院、心臓外科部長の田端 実先生が当院顧問に就任しました。これにより、関東の病院群との連携が可能となり、北海道でも最先端の医療を経験できる基盤ができました。
また、2019年にはda Vinci を導入し、今後、ロボット心臓手術に積極的に取り組んで行く方針を打ち立てました。ロボット心臓手術に関しては、世界的にも高名なシカゴ大学 Dr. Balkhyとの友好関係を基盤に、様々な取り組みを行っていく方針です。
フェローシッププログラム参加者において当院で研修を積むことは、豊富な症例数を基盤に個々の技術レベルや経験値の向上だけでなく、国内外の最先端の外科医との交流が可能となります。フェローシップ終了後の進路も、国内・海外留学の斡旋も可能です。無論、研修継続や当院でのスタッフドクターとしての道もあります。まずは見学に来て頂き、当院の雰囲気を感じて頂けたらと思います。
札幌心臓血管クリニックは
2008年に開院した循環器専門病院。
冠動脈カテーテル治療は
年間2,000件を超える症例を行なっています。
2012年に心臓血管外科を開設し、
手術室を2室と
ハイブリッド手術室を1室を設置。
毎年、多数の症例の治療を行なっています。
主にTAVI、マイトラクリップなどの最先端の治療や、大動脈瘤に対するステントグラフト治療を行います。
今後ますますハイブリット手術室を使用した、低侵襲な心臓血管治療の必要性は高まっていくことが予想されます。
開院から4年目の2012年に2つの手術室を設置。近年は身体的負担と感染リスクが軽減されるのため、高齢者を中心に積極的にMICSでの手術を行なっています。
2019年にダヴィンチを導入。今後は僧帽弁形成術、心房中隔欠損症手術、冠動脈バイパス術などをダヴィンチでも行なっていく予定です。
現在は5室で虚血性心疾患の治療や不整脈の治療をバルーン拡張、冠動脈ステント留置術、ローターブレーターなどを使用し行なっています。